おっぱいは産んだら出るもんなのか -その2- とにかく頻回授乳!
生後1週間 粉ミルクがどんどん増える。どんどんデブになる。
退院後、産院でのやり方を踏襲し、母乳→粉ミルクの順で与え続けました。両乳飲ませて、それでも寝ないときは粉ミルクを調合して哺乳瓶で投入。
魔法瓶にお湯を入れておいて、調合→氷水で人肌に冷やす、を母乳後に赤ちゃんを泣かせながらやっていて、そのうちデフォルトで寝なくなったので母乳与える前にミルク用意しておくようになり、ミルクの量も最初は20mlとか30mlとか控えめだったのが、だんだんミルク飲ませてもまだ泣いて寝ない状態になり、どんどんミルクの量が増え、60mlになり80mlになり、ミルク缶も底を尽き、娘はどんどん太り、さすがに不安になってきた。実家の両親は「泣くのはおっぱい足りないからだ。ミルク飲ませろ」と言っておきながら「デブだデブ」と笑うし、娘が寝ている間にネットでガーっと検索かけて調べたのでした。「母乳 出ない」「粉ミルク 量」とかいろいろ。
生後2週間 母乳育児相談室に行ってみた。
たまたま里帰り先の近くに相談室があったので、予約を取り、実母に車で連れて行ってもらいました。生後2週間のことです。
内容は、赤ちゃんの体重計測、乳のマッサージ、母乳量計測、授乳指導。全部で1時間ぐらいだったと思います。
体重計測で、娘の場合は「増えすぎ」と言われました。。
おっぱいマッサージは、蒸しタオルで温めて、両手で伸ばしたりもみほぐすようなかんじ。本当にスッキリ!しました。カチンコチンに張ったおっぱいがもみほぐされて最適化されたようで、詰まっていた乳腺からも乳が開通した気がします。おっぱいってひとつの穴からぴゅーって出るイメージだったけど、違うのね。一つの乳首に複数乳腺があって、複数の穴から出てくる。穴は大小あって、大きい穴からはタラタラ、小さい穴からは細くピューって出てくる。マッサージは多分素人では無理だと思う。見よう見まねで自分でやろうとしたけど痛いだけだけ。やっぱりプロなんだと思います。やってもらって本当によかった。
母乳量計測で、「母乳たくさん出てるから、もう粉ミルクいらないんじゃない?完全母乳でいけると思う」 と言われました。そっかあ、たくさん出てるのかー。と変な自信がついたと同時に安心し、粉ミルクやめてみようかな。と決心。完全母乳生活に突入したのでした。
生後3週間 1時間おき授乳 乳出し生活
粉ミルクとの混合時代、授乳はきっちり3時間おきでした。娘はきっちり3時間寝ていたんです。
これが粉ミルクやめた瞬間から1時間と持たなくなった。もう驚くぐらいの急変です。しかも混合時代は弱々しく「うえーん」と泣いて起きていたのが、「ギャー!!!」と叫んで起きるようになった。母としてはストレスです。完母は「一に授乳、二に授乳、とにかく授乳、10分おきでも授乳」と相談室で布教されたけど、現実を突きつけられるとやっぱりひるみます。でも粉ミルクを与えるのも怖くなっていたので、もう突き進むしかない。乳丸出し、おっぱい仕舞う間もなくても結構。の覚悟です。実家には定年した実父が一日中リビングをうろうろしていて、こそこそ隠れながら授乳してましたが、完母を決めたらそれも気にしないと決めてリビングでもどこでも授乳することにしました。
おっぱいドリブン
両乳授乳→寝る→そおっと寝かす→30分後に絶叫で起きる→授乳→エンドレス。おっぱいドリブン生活。食べながらでも授乳です。この時授乳枕が超役立った。
おっぱいはパンパンに張って、放っておくとたらたらと流れ出てきてブラジャーがべっとべとになるので授乳パットの意味が初めて分かるように。娘はジュッジュッと音を立てて飲み、飲み終わるとおっぱいはスッキリしぼむ。産後数日の出てるんだか出てないんだかの状態からあっという間に変わって人間の体ってすごいな。てか女の体は本当に子供を産み育てるためにできてるんだな。とカチカチおっぱい眺めながら思ったんです。そして私は彼女にとっておっぱいマシーンでしかないんだな。だって新生児なんて表情無く「泣く飲む寝る」の3パターンしかない。私はおっぱい与えるだけの存在なんだな。でもね。表情無いけどね、号泣しておっぱい咥えて、ちゅっちゅと吸ってしばらくすると「うま~」って顔をするんですよ彼女。その恍惚の表情が可愛かったな。