ひとり育児

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離乳食は朝10時にお粥から?とは限らない。離乳食を快適に進める3つの方法

生後5〜6ヶ月頃から始まる離乳食。

新米母には、未知の世界過ぎて、何をどうすればいいか分からない。

ていうか、やっと母乳が軌道に乗ったところにもう離乳ですか?!

 

娘が3ヶ月頃から、離乳食本買ってみたり市の離乳食教室に行ってみたり、リサーチとイメトレを繰り返し。

どう考えても、育児の作業が増えるではないか。それもひとつふたつではないよ。メニューを考え、作成し、与え、片付けるという、なんと高度かつ負荷の高い業務であろうか。

とか考えて、要はめんどくさくて、娘の離乳食開始は6ヶ月まで先延ばしたグウタラ母は私であるよ。

 

大体、どの育児書や離乳食本を見ても、

『離乳食は、朝10時頃に与えましょう』

『まずは、お粥から始めましょう』

と書いてある。

 

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娘6ヶ月。

とある土曜日の朝10時、お鍋でコトコト煮た10分粥を、まだ腰の座らない我が子を抱っこして、出産のお祝いで頂いたミキハウスのベビースプーンで与えてみた。

 

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ぜーんぜん、食べやしない。

 

 一応、口を開けてはくれるが、そのままよだれと共にダラ〜っと流れ出て、多分飲んでない。

 

数口与えてはダラ〜っと出されるを繰り返し、体内に入ってんのか分かんないけど、まあ、最初はこんなもんかと終了。

しかし、次の日もまた次の日も、状況は変わらず。全てべーっと出される。ていうか嫌がって泣き叫ぶ。

 

お粥は、お米の状態から鍋でグツグツ煮たやつをあげていて、味がないから嫌なのか?と、野菜を煮汁を加えてみたがダメ。手作りが嫌なのか?と、市販のベビーフードのお粥をあげてもダメ。

 

こうなると、焦るんです。

これ、いつまで続くの?

いつ食べてくれるようになるの?

 

 育児書や離乳食教室で、

『生後半年を過ぎると、胎内でお母さんから分けてもらった鉄分が底を尽きるから、遅くても6ヶ月頃から離乳食を始めましょう。』

『生後半年を過ぎると、母乳の栄養が減り始め、生後1年の頃にはスカスカになります。』

と聞いた私。

このまま食べてくれず、鉄分不足になったらどうしよう。栄養不足になったらどうしよう。

と、焦るんです。

 

パソコンを取り出し、パチパチ検索してみた。

 

当時の自分の日記には、こう書いてあります。

「離乳食 食べない」で検索かけたら、食べないのはその子がまだ欲してないからだから無理強いすることないとか、母乳の子は6か月でも早いぐらいとか、そもそもお粥は赤ちゃんには不評で8割方食べないとか、いろんな意見があって、とりあえず食べる練習と考えて、胃に入らなくてもよいと心得ようと思った。

(略)

 本とか保健師は口を揃えて「5、6か月頃から」「まずは10倍粥で」「おっぱいの前に」と言うけど、本の通りにいくわけないし、なのに本は本の通りにいかない場合の対処は教えてくれないし、母は「この月齢で始めてないのはあり得ない」と言うけど、保健師は「早く始めて良いことはない」と言うし、保健師は情報が古いから気にするなと言う人もいるし、そもそも1歳までは母乳のみでも大丈夫という人もいるし、本当に育児に「正解」はない。

 

よく考えると、お米には鉄分ほとんど含まれてないし。ていうか、離乳食で与えることが多いお米や野菜で、鉄分十分摂取できると思えないし。赤ちゃんにいきなりレバー食べさせられないし。『鉄分が底を尽きる』と言われても、そもそも生後半年では、赤ちゃんは鉄分や栄養を食物からガツガツ摂れるようにはできてないんです。

『1歳までは母乳だけでOK!』は極端にしても、そんなに焦ることはないな。1歳までに食べることに慣れてくれればいいんだな。と理解して、落ち着いたのでした。

 

離乳食を快適に進める3つの方法

  1. 時間を変えてみる
  2. メニューを変えてみる
  3. 環境を変えてみる

 

1.時間を変えてみる

離乳食の時間を変えてみました。 

 

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 9時頃おっぱいあげて10時過ぎに離乳食をあげると眠くてぐずる。(離乳食4日目)

 

どうも朝の10時って、娘は午前寝の時間です。

お粥を盛ったスプーンを差し出すと、号泣してのけ反る娘。

『この眠いときにマズイもん口に入れんなー!』

という魂の叫びに聞こえたもんで、時間をいろいろ変えてみた。

 

 12時のおっぱい直後にあげると大体食べてくれた。おっぱい後の機嫌のよいときにやると良いらしい。(離乳食4日目)

おっぱい前にあげようとするとギャン泣きするのでおっぱい後にあげたらまあまあ食べた。(離乳食11日目)

朝のおっぱい前にあげようとするとおっぱいくれと泣くし、朝のおっぱい後は眠いんだと泣くし、午前寝から目覚めたときもおっぱいくれと泣くし、結局昼の授乳後が一番機嫌よく食べる。本には「授乳前のおなかが空いてるときにあげましょう」とあるけどおっぱい求めてぐずるし、「おなかが空きすぎてぐずる場合は少しだけおっぱい飲んだ後にあげましょう」とあるけど途中でおっぱい切り上げると怒るし、結局おっぱいガンガン飲んでからが一番口にしてくれる。何はともあれ食べればよし。(離乳食12日目)

 

やっぱり、本の通りにはいかないんですよ。

『授乳前のおなかが空いてるときにあげましょう』

というのは、「腹減ってたら食べるだろう」っていう大人の勝手な解釈であって、赤ちゃんの気持ちを考えると、

『はやくおっぱーい!!』

『飲み慣れたおいしいおっぱーい!!』

怒って当然ですよ。

本の通りにいくのが、『よい子』ではない。

ということで、離乳食の時間は、赤ちゃんの様子で判断するしかない。

 

うちのお嬢様は、『午前寝の済んだ授乳後』がゴールデンタイム。

たっぷり寝たし、おなかもいっぱいになったし、どれ、ニューテイストな流動食試してみるか。といった風でご機嫌で食べてくれたのでした。

離乳食に慣れてくれたら、おっぱいなしでも食べてくれ、食後に授乳するように。もっと軌道に乗ったら、食後の授乳を止め、つまり本当の離乳にステップアップ。

 

2.メニューを変えてみる

ネット検索の結果、別にお粥からじゃなくてもいいんじゃないか。と私は思った。

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『最初はお粥から』というのは、お米は主食だし、アレルギーが発症することが少ない食品だからで、

別にアレルギーが出やすいエビカニや小麦や卵から与えなければ大丈夫なんじゃない?

「父母共にアレルギー体質でなければ、そんなにアレルギーを心配する必要はない。」と医者に聞いたし。

 

野菜がアレルゲンになることは少なそうなので、野菜をあげてみることにしました。

 

串切りで煮たにんじんを丸ごとあげてみたけど、手には持たなかったので、マッシュしてスプーンであげたらスプーンを奪って自分で口に入れた。にんじんが口から出てこなかったので食べた模様。甘みがあるから気に入ったのか?(離乳食6日目)

今日もにんじんをあげてみた。スプーン自分で奪って口に入れるけど、ひとさじ食べたらふたさじ目はのけぞって嫌がる。(離乳食7日目)

さつまいもを裏ごししてあげたら、にこっと笑いながら食べてくれた。ぱさぱさしてダメかと思ったのに。イモ好きか?(離乳食10日目)

さつまいもと豆乳をまぜたやつをあげた。おっぱい前にあげようとするとギャン泣きするので、おっぱい後にあげたらまあまあ食べた。(離乳食11日目)

 今日の離乳食はさつまいもお粥と小松菜。前は、お粥は口から出してたけど、さつまいも混ぜたからかお粥裏ごししたからか、食べてくれた。(離乳食14日目)

結局、さつまいもとお粥と小松菜を混ぜたやつを一番食べる(離乳食17日目)

 

イモ好きであることが判明したので、とにかく、何でもイモと混ぜて慣れさせた。

 

甘党の子には、

  • さつまいも
  • とうもろこし
  • かぼちゃ
  • バナナ

がオススメ。

 この4大甘味に、お粥や小松菜など、ほかの食品を混ぜて食べさせてました。

 

3.環境を変えてみる 

最初は、自分が椅子に座って子どもを抱っこしてごはんをあげてたけど、どうしても寝た体勢になってやりにくいし、片手がふさがるし。

まだ腰が座ってなかったけど、ハイチェアを購入しました。

 

大和屋 すくすくチェア EN テーブル&

大和屋 すくすくチェア EN

 

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食事椅子に座らせて離乳食をあげたら、初めておっぱい前に食べた。しかも乗り出して食べた。椅子が気に入ったのか。(離乳食17日目)

 

娘は、お店で椅子を選ぶ際にいろいろ座らせてみた時点で、テーブルをバンバン叩いたり周りをキョロキョロ見回したり、ちょっとウキウキ感が伝わってきていた。家に届いて座らせると、やっぱりノリノリで、身を乗り出して食べてくれたのです。

たぶん、「オトナ扱い」が嬉しかったのかなと。いっちょまえにテーブル付きで、自分もママと同じ目線で、ごはんを食べるというのが楽しかったのかな。

 

「楽しい食卓」がいちばん!

 

2歳の今でも、いつもは手が出ないメニューでもお弁当箱に入れるとパクパク食べたり、保育園でおともだちと一緒だと家では食べない苦手な食材も完食したり。

環境の差って、大きいと思うんです。大人も、屋外でBBQすると楽しい雰囲気で安い輸入肉でも美味しく食べられたりするし。(しない?)

 

「食べて食べて!」

「なんで食べてくれないの?」

「こんなに汚して!掃除しなきゃ!」

 

離乳食が進まなくて、焦る。

時間を掛けて作ったのに食べてくれない、残念な気持ち。

ごはんを口から垂れ流され、飛ばされ、落とされ、笑っちゃうくらい汚れるテーブル。

イライラする。

 

でもママがイライラすると、ママも赤ちゃんも嫌な雰囲気。

楽しくない。余計に食べたくなくなる。

一番大事なのは、楽しい環境。

 

思うようにいかなくて、毎回イライラするけど、毎回「楽しい食卓」を心掛けて。あせらず、ゆっくり。

 

やっていたら、いつしか離乳食は軌道に乗って、卒乳して、

2歳の今では毎朝「ごはんたべる?!」と起きだしてきて、

パクパク食べてくれて、

成長曲線超えちゃうぐらい体重が増えすぎて、逆に心配な今日この頃。。

 

赤ちゃんに合わせたほうが、ラク。

朝10時頃は、家事が一通り済んでママが落ち着く時間。と本では定義されていて、ひと息ついた、「ママの都合のよい」朝10時頃に始めたらいいんじゃない?って感じで書かれてる。

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右も左も分からない新米母には、離乳食というのは初めて我が子が体内に食物を入れるということであり、何か間違いがあったら、

赤ちゃんはショック症状を発症するのでは?

胃に負担が掛かって具合が悪くなるのでは?

とビクビクしてるので、少しでも間違いがないように、本の通りにやってみようとするんです。

 

でも、やってみた結果、

「ママの都合の良い、朝10時」

ではなく、

「赤ちゃんの機嫌の良い、午前寝と授乳の済んだ昼下がり」

 

「はじめは、消化が良い、お粥」

ではなく、

「赤ちゃんの好きな、甘いさつまいも」

 

うちの子の場合は、こうでした。

赤ちゃんによって、好みは千差万別。

赤ちゃんの様子を観察して、何を望んでるのかな?こうしたほうがいいかな?と試行錯誤すると、うまくまわるようになりました。

 

赤ちゃんに合わせたほうが、ママのストレスは軽減されます。

 

そしてなにより、

赤ちゃんと「楽しい食卓」を。

 

 

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