ひとり育児

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おっぱいは産んだら出るもんなのか -その3- いつまで「泣いたらおっぱい」なのか

飲ませすぎの症状

赤ちゃんがイナバウアーみたいにのけぞって寝がえり打たんばかりに伸びをするんですよ。それって飲ませすぎの症状らしいです。胃が苦しくてやるらしい。

新生児は満腹中枢が育っておらず、おなかいっぱいの感覚がないから、出されたおっぱいはすべて飲むから苦しくなる。娘はしょっちゅうイナバウアーしていて、見るたびに「ああ、また飲ませすぎた。かわいそうなことをしている。」と心が痛んだ。でも彼女にとっての「適量」ってこちらは分からない。泣いてるのがお腹が空いているからか、おむつが濡れているからか、空調が不快だからか、音が不快だからか、なんだかこの世が嫌だからか、第一子の新生児なんて全然わかりません。第二子になっても分かる自信はない。だからとにかく泣いたらおっぱいです。

 

いつまで「泣いたらおっぱい」なのか

「泣いたらおっぱいをあげましょう」は巷でよく言われています。「そのうちママは赤ちゃんがなぜ泣いているか分かるようになります」とか言われます。それがいつ「分かるようになる」のか。母歴たかだか数日、1か月の母には見当が付きません。個人的には、「分かる」ようになったのと、娘が伝えてくれるようになったのが同時な気がします。少なくとも3,4か月になっても「分かる」と自信持って言えなかったし、2歳になった今でも100%は分かりません。2歳児はしゃべるけどさ、Aしたいと言った直後にBしたいと言うし、イヤイヤ期だし、あまのじゃくだし。「ママだから子どものことをすべて分かる」訳はありません。分からないから「私はダメだ」と思わなくていいんです。だって所詮は別の人間だもの。

 

生後2か月 新生児訪問

だから「泣いたらおっぱい」あげてました。そして生後2か月で里帰り先から自宅に戻りました。

私知らなかったんですけど、新生児訪問ってあるんですね。どこの自治体でもやっているのか不明ですが、出産後、母子手帳にあるはがきを自治体に送付したら、保健師さんが自宅に来て新生児の発達を見てくれたり、生活相談に乗ってくれたりします。

私は母子手帳の発行は自治体A、出産と出生届け出先は自治体B、産後の生活は自治体C(里帰り中に引っ越した)と流れ者だったので制度の存在を知らず、たまたま体重を計りに自治体Cの子育て支援施設に行って「じゃあ今度訪問しますね」と来てもらえたのでした。出生届出したら自動的に連動してくれたら良いのにね。

このように支援制度を知らずに過ごすことって多いんじゃないかな。基本的に自治体は住民側からアプローチかけられるまで待っていて、住民側は自ら調べない限り制度の存在自体知らないままだから、孤立する母子が多いのではと思う。本当にもったいないし、お母さんも子どももしんどくなるだけだから、自治体も縦割りでなく連携して欲しい、そしたら虐待とか未然に防げるのではと思うのです。

 

おっぱいは3時間おきに

で、「いつまで泣いたらおっぱいなのか」ですが、その新生児訪問で保健師さんに「もう2か月だし、おっぱいは2~3時間おきに」と言われたのです。それ以外の時間に泣いたら、抱っこしたり気を逸らせたりして、できるだけおっぱい以外の方法で泣き止むようにしてあげて。どうしても無理ならおっぱいあげてもよいけど、徐々におっぱいだけに頼らなくて済むようにしてみて。と。

その頃、1時間おきの頻回授乳に疲れてきていたし、いつまでこの状態が続くのか不安だったので、やってみることにしました。泣いたら、2~3時間前におっぱいあげたなと思ったらおっぱいあげて、それ以外の時間だったら

  • 抱っこして部屋をうろうろ歩く(ここは廊下でーす。と家を探検)
  • 鏡を見せる(いないいないばあーとか。無反応だけど。)
  • ベランダに出る(これが一番効果的。外の音を黙って聞いているかんじ)

をやってみると、案外1~2週間でスムーズに授乳が3時間おきになりました。その後大体朝6時、9時、12時、15時、寝る前、夜中1~2回、というペースになり、予定が立てやすくなって外出もしやすくなりました。体重も順調に増えてくれました。

もっと早くにこうしていれば良かった。とも思うし、この時期がたまたま娘のペースに合っていたのかなとも思います。母乳か粉ミルクかにもよると思うし、おっぱいの出方や赤ちゃんの個人差も大きいし、それぞれの母子のペースがあって、何が正しいかというのはないので。私と娘はうまく波に乗れてラッキーだったなと思います。

 

娘はイナバウアーしまくってたけど、いつからかやらなくなりました。おっぱいの時間を3時間おきにしたからか、満腹中枢整ったからか、真相は娘のみぞ知るですが、あんなに心配していたこともそのうちなくなるんやな、と今になると思います。その渦中の時は心配で心配でたまらなかったけど。