保育園てこんなとこ!
今の子育て世代の子どもの頃は専業主婦の家庭が多く、自分が幼稚園出身で保育園がどんなところか分からない。という人が多いように感じます。私もそうで、娘を入園させるにあたって保育園に一抹の不安がありました。なので、
保育園てこんなとこだよ!という情報です。
娘の保育園について。
- 公立認可保育所(地方中核都市)
- 定員130名
- 産休明け〜就学前対象
- 創立40年くらい(歴史がある方)
というごく一般的な園だと思いますので、参考に。
年齢別クラスがある
「保育園てクラスがあるの?」とよく驚かれるので、異年齢児がみんな集められてるイメージなのかな?
病院や企業に併設の従業員向けの園は、全員一緒保育のところもあるようですが、自治体の認可保育園は、基本的には学校と同じ「4月1日時点の満年齢」で年齢別クラス分けされます。娘は2016年4月1日時点で1歳だったので、2016年度中は誕生日がきて2歳になっても1歳児クラス。
とはいえ低年齢ほど成長の差が大きいので、早生まれの子や成長がゆっくりの子は下のクラスに入れるなどの配慮はしてくれます。
規模の小さい園だと、0〜2歳児、3〜5歳児のような分け方のところもあります。
年齢で分ける理由は、年齢ごとに最適な遊びがあるし、年齢に合ったペースで生活習慣を身に付けさせるためと推測。あと年齢幅がある子たちが一緒にいると、体格が違い過ぎて赤ちゃんが潰されそうになる(!)し大きい子は満足に走り回れない。
朝夕の登降園時は園児が少ないので一緒の部屋に集められてますが、順次それぞれのクラスに連れて行かれるかんじです。
担任制
それぞれのクラスには担任の保育士さんがいます。うちの娘のクラスは、1歳児14人に対し担任3人。あとは、担任を持たない保育士さんやパートの保育士さんが交代でヘルプに入っているようです(子供人数あたりの保育士数は国と自治体で基準を決めていて、認可園はそれに準じているはずです)。担任もシフト勤務のようで、朝番、遅番があるみたい。
保護者と担任は、連絡帳で日々やりとりします。保護者が連絡帳に子どもの睡眠時間、朝食は食べたか、うんちは出たか、体調は変わりないか、など書いて登園時に連絡帳ケースに入れておくと、担任保育士さんは『今日は〇〇しました。まるちゃん(娘)はこんなでした。』みたいな様子や、昼食をどのくらい食べたか、お昼寝はどのくらいしたか、うんちは出たか、などを書いて降園時に渡してくれます。
↑記念すべき初トイレでおしっこの回。
※連絡帳でのやりとりは、うちの園の場合は2歳児クラスまで。年少クラスにもなると子どもがしゃべってくれるので、自然と様子が分かるかと。年少以上のクラスの連絡事は、ホワイトボードに書かれています。
あとは、降園時に「今度〇〇します」「xxを持ってきてください」など教えてもらったり、「最近まるちゃんはわざとお茶をこぼしますが家ではどうですか?」「最近家でイヤイヤがすごいですが園ではどうですか?」と子どもにまつわる対処方法の相談をしたりします。
保育時間は7時〜19時
これは園によって様々です。20時までとか、24時間預かりますというところもあるらしい。
基本は勤務時間+通勤時間が保育時間になります。うちは7時半から17時までお願いしています。
給食&おやつが出る
昼食は保育園の調理室で作った給食が、3時にはおやつが出ます(2歳児クラスまでは朝のおやつもある)。献立は、うちは公立のため役所が決定していて、市内の公立園は同じメニューです。私立の場合は独自で献立を作っています(※自治体によると思う)。
おやつは市販のお菓子だったり手作りケーキだったりスパゲティミートソースだったり(おやつなのに!)。どうやら昼食+おやつで栄養バランスとボリュームを調整してるらしい。
昼食は、全体的に何だか節約感が感じられますが。。。公立だから税収に左右されるのか?私立園によっては食事を売りにしてるところもあるみたいで、娘を私立園の一時保育に預けたときは、ごはんがおいしかったらしく毎回完食しておかわりまでしてました。まあ今も完食してるので満足してくれてると思う。実際、保育参観で給食を試食する機会がありましたが、おいしかったです。
園庭がある
認可保育所の場合、国や自治体で定める児童数あたりの施設の面積基準に準じている。はず。
保育園不足でこの基準が緩和されるかもしれませんが。
基本的に、保育園にはそれぞれ園庭があり、子どもたちがのびのび外遊びを楽しめるようになってます。最近都市部にできた園の場合は、施設がビル内にあったりして園庭が屋上やベランダ部のみのところや、そもそも園庭がないところもありますが(3歳未満児までの預かりのところに多い)、そういう園では近所の公園に連れて行くなどの対応を取っています。
年齢別に遊びや学びの計画がある
保育園では、年齢別クラスごとに保育計画があるみたいです。
私の敬愛する、てぃ先生によると、
学生の頃は、子どもと遊ぶのが仕事の8~9割ぐらいで楽しそうな仕事だなとイメージしていたのですが、実際に新卒で働き始めて、毎日、毎週、毎月、年間の保育計画をたてて、それに沿って日々の業務や行事をこなしていくなかで、どうやらこれは思っていた仕事とちょっと違うぞ、となりました(笑)
<中略>
まず目的や狙いがあって、それを実現させるための手段として遊びがあるんです。「子どもたちにこれを身につけてほしいから、これをやる」ということを計画に落としこむのが、保育の日案であり、週案、月案、年間案なんだということを理解したときに、ああ、保育は奥が深い、保育士の仕事って面白いと思いました。
この記事を読んだとき、保育士さんは本当にプロだなあ!と感激した次第。私、こんなこと考えて育児してないよ。
実際、娘の園でも月案と思われる活動計画があります。
子どもの心と体の成長を促すために何をすべきか、考えて実践してるところが、保育園て教育機関だよなあと思います。
野菜をめっちゃ育ててる
前述の保育計画にもあるのだと思いますが、保育園は本当にいろんな野菜を育てています。
この夏、年中年長クラスの子たちはナスやトマトを自分たちで収穫し、自分たちで調理してカレーを作ったらしいです。ザ・食育。他にもジャガイモやトウモロコシも植えられていて、上手に育てるもんだなあと。
まだ小さいうちの子のクラスでも、プチトマトに水をやるまねごとをして育て、自分で収穫して食べたそうです。あと、おやつにりんごが出たときは、リンゴの皮をむくところ見たり。
今も園庭にさつまいもと思われる畑があるので、秋になったら収穫して食べるんだろうな。
習い事ができる
園によっては、スイミングスクールと提携して水泳教室に通わせてくれたり、リトミックをやってくれたりするところもあります。親としては一石二鳥でありがたや。うちの子の園は『どろんこと太陽はおともだち』を掲げていて、とにかく走り回るのを是とする『おさるのがっこう』状態なので習い事はないですが。モンテッソーリ教育を標榜していたり、私立園は特色あるところが多いです。私の同僚が預けていた園は、公立でも英語の授業があったらしいので、自治体によるのね。
イベントがある
年間を通していろんなイベントがあります。
- 保護者参観(園での生活を保護者が見学。授業参観みたいなやつ)
- 懇談会(担任の先生と保護者が、園での子供の様子を話し合う)
- 夏祭り(人形劇や年長クラスの出し物、模擬店など)
- 運動会
- 発表会
- 小学校や老人会との交流
- 遠足
保護者会がある
いわゆるPTAみたいな組織です(小規模園だとない場合もある)。
各クラスの保護者から役員を選出し、園と連携して行事や園の整備を行います。園に直接言いにくいことも保護者会を通じて伝えることもできるとか、会社の組合みたい。
うちの子の園の保護者会は活気があって、くじ引きで仕方なく、ではなくやりたくて自ら進んでやっている人ばかりのようで、なんか、デキるキャリアウーマンの集団ってかんじです(ちなみにママばかりでパパはいません)。仕事しながら保護者会活動もって、バイタリティあるなあ。きょうだいで預けている保育園歴がない人が多いようなので、第一子を預け始めたばかりの私はしばらく様子見しようと思ってます。。
保護者の負担度
保育園の用事が多いと、仕事してるのに負担にならないか?と心配なこともあるかと。
これは園によってさまざまだと思います。私の上司が預けていた園は「仕事してるから子ども預けてるって分かってますか?って聞きたくなる。」ぐらい、行事ごとに保護者に参加、作業要請が来るらしい。
うちの子の園は、「そうでもないな。」という印象です。保護者参観や運動会などのイベントは大体が土曜日開催なので年休取る必要もなく(土曜出社の人はつらいでしょうね。。)、年に2回ほど園庭整備(園庭の木を切ったり砂場を整備したり)も任意なので強制力はない。年中年長クラスになったらイベントも増えるのでいろいろと雑事が発生するのかもしれませんが、今のところ負担感はないです。
「手作り推奨」度
幼稚園だと、子どもの持ち物は「ママの手作りで」っていうイメージがありますが。手提げカバンとか、キルト買ってきて縫わなきゃならないっていう、そこはかとないプレッシャーが。保育園はどうか。
これも園によると思いますが、うちの場合は皆無です。
持ち物は、衣類、手拭きタオル、おしぼりなどですが、カバン含めて全て既製品で済ませてます。
100均のタオルに吊り下げ用ゴムひもは付けましたが。それだけ。
手作りするような持ち物がないのかな。
唯一手作りは、月1回のお弁当ですかね。まあ月1回なので、そんなに負担はないです。前日は早起きするために気合が要るけど。
日々の保護者の負担度
保育園に通わせるにあたって、毎日ママがやることは、
- 持ち物の準備(衣類、おむつ、手拭きタオルなど)
- 連絡帳記入
- 洗濯(保育園は1日3回ぐらい着替えさせる&どろんこになるので、意外と洗濯量が多い)
- おむつの処理(布おむつなので。紙なら捨てるだけでOK)
- お昼寝布団を干す&シーツの洗濯(週末のみ)
それなりに時間は掛かりますが、慣れたら大したことないです。
保育園の一日のスケジュール
※1歳児クラスの場合
連絡帳や保育士さんの話、送り迎え時の様子からの類推
07:00~09:00:順次登園(絵本、ブロック遊びなど)
09:00~09:30:おやつ
09:30~11:00:遊び(外遊び、音楽でダンスなど)
11:00~12:00:昼食
12:00~15:00:お昼寝
15:00~15:30:おやつ
16:00~19:00:順次降園(音楽でダンス、手遊び、絵本など)